( PHOTO-MOTION使用例 )
ヒンジ形電磁リレーの解析
解析の概要
有限要素法では、空間のメッシュ分割が必要です。 そのため、有限要素法における物体の運動の取扱いは、空間メッシュを含めたメッシュの操作が不可欠となり、非常に困難な部類の解析とされていました。 PHOTO-Seriesでは新たに、物体の運動に合わせて空間のメッシュを最適な形状に自動変形処理する独自の解析機能を開発して、この問題を解決しています。 |
図1 リニアアクチュエータの 外観図 |
空間メッシュ自動変形機能
空間メッシュを含めたメッシュの挙動を、本機能を利用して表したのが右図です。 可動鉄心の動きに伴って、空間のメッシュが自動的に伸縮、変形する様子が見ていただけます。 空間メッシュ自動変形機能は、 メッシュ再生成の必要がないので非常に高速 運動方程式との連成解析に対応 二次元および三次元モデルの並進・回転運動 解析対象はリレー,アクチュエータなど ※ 本機能は、PHOTO-MOTIONのみ、Ver.6.0から対応しています。 |
解析結果
右の図は、磁束密度のアニメーションです。 空間部分を取り除いて表示しています。 空間部分は、「空間メッシュ自動変形機能」を用いて解析されています。 運動による磁気回路の変化の様子が分かります。 |