低周波電場/電界の現象を応用した製品開発には、コンピュータ上で様々なシミュレーションを行なうことで必要な検証ができ、コストダウンや納期短縮、製品の品質向上につながります。
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電場/電界解析ソフトウェア[ F-VOLT ]は、電場/電界で生じる現象をコンピュータ上でシミュレーションするツールです。
[F-VOLT]は以下のモジュールで構成されています。
プリ/ポストプロセッサ : Simcenter Femap ( Unisol 版 (Fシリーズ専用)
電界ソルバー
* 静解析
* 過渡応答解析
* 周波数応答解析
操作手順は、[モデル読込み]から[ポスト処理]まで解析ステップ順に作業タブが表示され、このタブの順に解析作業を進めることができます。
電場/電界解析が初めての方でも、すぐに使用することができます。
下図は電場/電界解析事例です。正負電極間の誘電体中に5個の金属球が存在する場合の静電容量計算例です。
電位/電界がどのように分布しているか目には見えませんが、電場/電界解析により可視化できます。
[ F-VOLT ]上の操作は全てソリッド上で行います。
もしメッシュ形状が気になる場合、いつでもすぐに確認することができます。
[ノード数]と[ エレメント数 ]は常に表示されていますので、いつでも確認できます。
[ エレメントのエッジ表示 ] を [ チェックオン ]にすると、いつでもメッシュパターンを確認できます。 [オフ]にすると元のソリッド表示に戻ります。
[ F-VOLT ]では、表示されるタブ通りに作業を進めれば、下図のような解析結果を得ることができます。
静電場/静電界解析 (金属球周囲の電界分布/誘電体のみ表示)
この解析事例について詳しくはこちらまで
[ F-VOLT ] の操作概要に行きましては、次の動画でご覧いただけます。
* 電極間の静電界解析(球体:金属/誘電体)
[F-VOLT]は高度な電場/電界解析にも適用できます。下図は[電場/電界解析]の事例です。
溶液中の金属管周りの電場/電界分布を解析していますが、厚さが[0.2mm]の金属パイプに、厚さ方向に2層のメッシュを作成しています。
モデル作成がかなりむずかしいレベルの解析ですが、[F-VOLT]では特に問題なく解析することができます。
電場/電界解析 (電解液中の金属パイプ周囲の電場/電界分布)
[F-VOLT]のプリ・プロセッサ[Simcenter Femap]には簡易版の3次元CAD機能が備わっていますので、CADデーターが無くても、図面データからCADデーターを作成して電場/電界解析を行なうことができます。
[ F-VOLT ]の製品仕様につきましては こちらへ
[ F-VOLT ]の動作環境につきましては こちらへ
:静解析 :過渡応答解析 :周波数応答解析
※各商標または商品名はそれぞれの所有権保持者の商標または登録商標です。