1.概要
誘電体に交流電場を加える場合、その周波数を高くすると誘電体の分極が端部の周りに円筒形状の磁性体をもつ円柱形状の磁性体とその軸方向の中心付近に磁石を組み合せた場合に、PHOTO-MAGTZ を使用した磁気モーメント法による静磁場解析により、周囲の磁束密度分布を求めました。
1-1.解析モデル概要
今回解析しましたモデルの外観形状は下記図1の通りです。
2.解析条件
2-1.単位系
今回の解析では全て国際単位系(MKSA)で計算および結果表示しました。
2-2.メッシュモデル
今回は3次元フルモデルとし、下記図3のようなメッシュモデルを作成しました。
今回解析に使用したPHOTO-MAGTZでは、周囲に空間メッシュを組み合わせる必要はありません。
図3 メッシュモデル
2-3.物性データ
比 透 磁 率 | |
---|---|
磁 石 | 1.0 |
2-4.データ数
総節点数 : 648 要素数 : 270
2-5.解析条件
磁石に磁化ベクトルのZ軸成分値 6.54 x 105 (A/m) を設定しました。
3.解析結果
磁場解析の結果、下記図のような磁束密度分布が得られました。
図4 磁束密度分布図(単位:T) |
図5 磁束密度分布図(磁性体のみ)(単位:T) |
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