コイル駆動回路のインピーダンス解析事例
インピーダンスと共振周波数の計算
コイルとコアで構成される2組の部品を対向させ、その間を金属片(薄い円盤形状)を通過させた場合に、通過位置によりインピーダンスと共振周波数がどのように変化するか解析しました。
解析テーマ : インピーダンスと共振周波数の計算
解析内容 : コイルとコアで構成される2組の部品を対向させ、その間を金属片(薄い円盤形状)を通過させます。
金属片の通過位置により、インピーダンスと共振周波数が変化します。
それぞれの通過位置での通過位置により、インピーダンスと共振周波数を解析しました。
解析ツール : 磁界解析ソフトウェア F-MAG
解析モデル : 今回使用したソリッドデータは下図の通りです。
物性値
今回計算に使用した各物性は、以下のような値としました。
コ ア:比透磁率:3000/電気伝導率:0.2(S/m)
ピース:比透磁率:1/電気伝導率:5 x 10e7(S/m)
電流周波数
f = 400kHz (テストピースが無い場合)
駆動電流: 0.3 A
フェライトコアに巻いたコイルの電流は、互いに磁束を打ち消し合う方向に流れるとします。
ピースとコアの位置関係
F-MAGによる解析操作
① CADデータの読み込み |
② 空気領域の定義 |
③ 2分の1モデル化 |
④ 物性の定義 |
⑤ メッシュ作成 |
⑥ 表皮層作成 |
⑦ コイルの電流値設定 |
⑧ 解析条件の設定 |
磁束密度分布コンター図 (単位:T)
磁束密度ベクトル線図 (単位:T)
インダクタンス
インピーダンス
共振周波数
この評価解析は磁界解析ソフトウェア F-MAG で行いました。
F-MAG につきましてはこちらへ
評価解析につきましてこちらへ
この解析結果につきまして詳細な内容をご希望の方は、資料請求ページの「ご質問/ご要望等」欄にその旨ご記入ください。
※各商標または商品名はそれぞれの所有権保持者の商標または登録商標です。