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非線形解析によるブレーキパッドの圧力分布解析

ブレーキ鳴きの低減対策としてキャリパ剛性、パッド剛性のコントロールが必要です。
キャリパ剛性とパッド剛性の検討では、ディスクとパッド間の圧力分布によって生じる剛性分布を知ることが重要となります。

本事例のモデルは、キャリパ、ピストン、プレートとパッドで構成しました。パッドとディスク間の面圧分布を求めるために、ピストンと
キャリパに圧力をかけて、NX NastranのSOL601でパッドとディスク間の非線形摩擦係数を含めた非線形静解析を実施しました。

上図はブレーキのアセンブリ全体モデルです。これはディスク、キャリパ、プレートとパッド及びピストンで構成しています。

上記の図は3MPaでピストンとキャリパに油圧をかけた時のパッドの面圧コンター図を示しています。全体的な圧力分布が不均一で、摩擦材の外周側の圧力が高いことが分かります。

上記の図は3MPaでピストンとキャリパに油圧をかけた時にキャリパが開くことによって、シリンダーが傾いている様子が分かります。

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